ガスケットの製造技術を応用して新型MIRAI搭載の燃料電池用
「ターミナル」を生産しています
ターミナルとは燃料電池の構成部品で、FC(水素と酸素を化学反応させて電気エネルギーを発生させる装置)で発電した電気を取出す役割を担っています。トヨタ自動車株式会社の新型MIRAIに搭載され、2020年より量産化しています。
ターミナルの部位
WHERE IT IS USED
燃料電池は主に発電を担うFCスタック、電圧を下げるコンバータで構成されています。ターミナルはFCスタック内のFC-ASSYの両側に位置します。
TECHNOLOGY
ターミナルの製造技術
ターミナルにはFCで発電された電気を取り出す機能と、水素・酸素・冷却水をもらさず確実にシールする機能が必要です。その製造には材質と厚さが異なる材料を均一に熱圧着する技術が求められます。
当社ではガスケットの生産で培った独自の金型技術により、厚みの違いや反りなどを調整して均一な圧着が可能となり、高いシール品質を確保しています。それらの独自技術に対して、2021年3月トヨタ自動車株式会社より、プロジェクト表彰「新型MIRAI技術の部」を受賞しました。
シールすることができるもの
ターミナル以外にも、ガス・水・油を確実にシールすることが必要な様々なケースでガスケットの製造技術を活かしたシール技術の提供が可能です。